「食味ランキング」 ”特A”とは
日本穀物検定協会で毎年行われている「食味ランキング」 ”特A”とは
主な産地・品種銘柄について食味試験した結果を評価して公表している。
評価は5つでランク分けされており、基準のお米より特に良好なもの「特A」が最高ランク
食味ランキングは毎年2月28日に日本穀物検定協会が発表。
最新は2025年2月28日に発表された令和6年(2024)産米の食味ランキングになります
2024年産米(令和6年産)の食味ランキング ”特A” 獲得のお米
2025年2月発表(令和6年産米)「特A」獲得のお米
の食味ランキング2025年発表された令和6年産で「特A」ランクに上がったお米は全部で39件。
下記のとおり一覧にしてみました
例えば「北海道:ななつぼし」
北海道産でななつぼしの銘柄すべてが特Aとは限りませんが、お米選びの参考にチェックしてみるのもいいかもです
日本穀物検定協会「食味ランキング」”特A”一覧
※この特A一覧は令和6年のものです。
前年と比べると、宮城県の「つや姫」、山形庄内地区の「雪若丸」、富山県の「コシヒカリ」が今回特Aにランクインしています。
東日本
【北海道地方】
北海道:ななつぼし
北海道:ゆめぴりか
【東北地方】
青森県:はれわたり
岩手県(県中):銀河のしずく
宮城県:つや姫
秋田県(県南):あきたこまち
秋田県:サキホコレ
山形県(村山):つや姫
山形県(置賜):つや姫
山形県(庄内):雪若丸
山形県(置賜):雪若丸
【関東地方】
栃木県(県北):コシヒカリ
埼玉県(県西):彩のきずな
【中部地方】
新潟県(魚沼):コシヒカリ
富山県:コシヒカリ
福井県:いちほまれ
長野県(東信):コシヒカリ
長野県(北信):コシヒカリ
岐阜県(美濃):コシヒカリ
静岡県(西部):にこまる
静岡県(東部):きぬむすめ
愛知県(三河中山間):ミネアサヒ
日本穀物検定協会 令和6年「食味ランキング」”特A”一覧表 東日本編

※一般社団法人日本穀物協会HP参照
西日本
前年と比べると、和歌山県県北地区と山口県の「きぬむすめ」、徳島県南部地区の「コシヒカリ」が今回特Aにランクインしています
【近畿地方】
三重県(伊賀):コシヒカリ
滋賀県:みずかがみ
兵庫県(県北):コシヒカリ
兵庫県(県南):きぬむすめ
和歌山県(県北):きぬむすめ
【中国地方】
鳥取県:きぬむすめ
島根県:きぬむすめ
岡山県:きぬむすめ
山口県:きぬむすめ
【四国地方】
徳島県(南部):コシヒカリ
愛媛県:にこまる
高知県(県北):にこまる
高知県(県西):にこまる
【九州地方】
佐賀県:さがびより
佐賀県:夢しずく
大分県(西部):ひとめぼれ
鹿児島県(県北):あきほなみ
日本穀物検定協会 令和6年「食味ランキング」”特A”一覧表 西日本編

※一般社団法人日本穀物協会HP参照
下記コーナーでは探したいお米を選んでクリックすると、特A米を楽天市場、Amazonにで簡単に探すことができます。
※テキストボックスを書き換えて検索できます。
※該当商品と完全一致ではない場合があります。
”特A” 獲得銘柄(品種)ベスト5
それでは次に特Aの中であがった銘柄(品種)を見てみましょう
1位:コシヒカリ 9件
やっぱりダントツ、毎年首位を獲得してるようです
ね。
全国的に生産されている人気のお米。
昨年は7件でしたが、富山と徳島県で生産されたコシヒカリがランクインしました
2位:きぬむすめ 7件
近畿・中国地方で生産されているお米
令和4年ごろからから倍に伸ばしてきている有力な銘柄
3位:にこまる 4件
昨年より2件ほど減少していますが、玄米の粒が大きいのが特徴で炊きあがりのご飯は光沢があり、冷めてもおいしいと言われています
4位:つや姫 3件
最近人気が高くなってるようですね。
山形県あたりで生産されているお米が特Aにランクインしています。
名前からしてももつややかで、光沢、甘み、うま味等のバランスの良いお米。
”つや姫”というネーミングが心くすぐりますね
5位:雪若丸 2件
山形県の区域で特Aがランクイン。
つや姫とおなじくつやがあり、噛み応えのあるお米。
冷めてもおいしいといわれています
2024年産米(令和6年産)初の「特A」獲得 産地と品種
もう一つ、2024年産米(令和6年産)で初の「特A」を獲得した産地と、品種も見ておきましょう
下記の4種です
・富山県「コシヒカリ」
・和歌山県(県北)「きぬむすめ」
・山口県「きぬむすめ」
・徳島県(南部)「コシヒカリ」
全国的に生産されている「コシヒカリ」は全国でも人気。
また、注目すべきは「きぬむすめ」という銘柄
特Aを獲得した銘柄の中でも、コシヒカリに次いで2位。
「キヌヒカリ」と愛知県で開発された「祭り晴」との交配で生まれた品種で近畿・中国地方で主につくられているよう。
このところお米の値段が爆上がりしている状況ですが、日本人の主食、今まで食べたことのない銘柄を、たまには食べてみるのも醍醐味ですね。